カラー解説

【ヘアカラー】髪色が黄色っぽくなるのはなぜ?その原因と対処法のまとめ

こんばんは、ワタナベです。

 

今回はこの時期に多くなるお客様からのご要望を紹介していきます。

ズバリ!なんだか髪が黄色っぽくなる問題。

 

この問題は主に今から夏終わりにかけて発生します。

原因の一つは紫外線です。

 

これに関しては前回の記事にまとめたので、ご覧ください。

【参照:紫外線の知識とその対策を現役美容師が日本一わかりやすく解説します

 

 

もう一つは髪を明るくすることにあります。

 

髪を明るくするということ

 

 

髪には元々、メラニン色素というものが入っており、これが人が持つ自然な髪の色というわけです。

カラーをする際にはこのメラニン色素を抜き、ヘアカラーの持つ色素を入れることで本来の黒髮から多くのヘアカラーの色味を楽しむことができます。

 

 

 

 

しかし、回数を重ねるごとにメラニン色素は徐々に減少し、ヘアカラーによる色素の量が増えてきます。

 

メラニン色素とヘアカラー色素

 

 

日本人の本来持っているメラニン色素は主に赤系の色が多く含まれています。

過度なダメージや日焼けなどで退色はするものの、急激に明るくなることはありません。

 

それに対し、ヘアカラー色素は多種多様で多くの色の種類があります。

メラニン色素に比べると退色しやすく数ヶ月で色は完全に抜けてしまいます。

(ダメージ具合により退色スピードは早まります。)

 

 

メラニン色素が減少することで髪は黄色っぽくなりやすくなる

 

 

ヘアカラーを繰り返すことでメラニン色素は減っていき、ヘアカラー色素が退色した時に髪の毛は黄色っぽく見えやすくなります。

 

最近では外国人風カラーや透け感といったキーワードが流行しており、秋頃には髪の毛の黄みに悩む方が増えるのではないかなと予想しています。

 

黄色っぽさを解消するポイント

 

 

大きく分けると2つあります。

 

・一つ目は補色を使うこと

 

 

ヘアカラーには補色というものがあります。

色に真逆の色をぶつけることで色を打ち消してくれる効果があります。

黄色の場合は紫がそれにあたります。

 

 

 

 

つまり黄色っぽく抜けてしまっている髪色には紫系の色を補色で乗せてあげることでその効果を弱めてくれる働きがあります。

 

 

 

 

 

 

このように紫系の色で染めることで黄色っぽさは完全になくなります。

こちらの写真では濃い紫系のものしかありませんでしたが、例えばアッシュベースに紫を加えたりグレー系の色に紫を加えることで今流行りのヘアカラーでも黄みを防ぎながら色を楽しむこともできます。

 

・二つ目はメラニン色素に近い色を補うこと

 

 

一度抜けてしまったメラニン色素は元に戻すことはできません。

しかし、ヘアカラーの色素を利用してメラニン色素に近い色を補うことができます。

 

 

 

 

このように黄色っぽく抜けてしまったところにベースを作ることで安定した色を楽しむことができます。

 

補色のみで色を入れた時に比べ色の持ちがいい反面、赤みが出るために透け感などを表現しづらいというデメリットもあります。

 

まとめ

 

 

今回は髪色が黄色っぽくなりやすい方の対策をまとめてみました。

ご自身の髪の状況、なりたいイメージに合わせて担当美容師さんにアドバイスしてもらえるといいですね^^

 

ちなみにメラニン色素の減少=ダメージにつながります。

この時期は縮毛矯正や紫外線など複合的にダメージが重なりやすくなります。

 

無理はせずに髪の毛と相談しながら施術していきましょう!

 

 

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