カラー解説

【ヘアカラー】ジアミンアレルギーの方が髪の毛を明るくできるたった一つの方法

おはようございます、美容師ブロガーの渡邉 佑典です。

 

一部の方の認識ではジアミンアレルギーを持つ方はカラーはできないと思っている方が かなり多くいらっしゃいます。

 

美容師
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いえいえ、そんなことありませんよ^^

ジアミンアレルギーの方が使用できる薬剤

 

ジアミンアレルギーの方が使用できる薬剤は大きく分けて次の3つです。

 

・ヘナカラー

 

・ヘアマニキュア

 

・トリートメントカラー(塩基性染料)

 

どれもジアミンが入っていないためにジアミンアレルギーを発症されている方でも髪を染めることはできます。

 

しかし、これらのカラー剤では 唯一できないことがあります。

それが髪を明るくすると言うことです。

 

 

では、ジアミンアレルギーの方はどのようにして明るく染めていくのでしょうか?

 

ジアミンアレルギーの方が髪を明るく染めるのに使える薬剤とは?

 

ジアミンアレルギーの方が髪を明るく染めるのに使える薬剤は、ライトナーに限られます。

ライトナーをわかりやすく説明すると、通常のカラー剤から染料(色)を抜いた無色透明なカラー剤です。

 

ジアミンは染料に含まれているために、染料を抜いてしまえばジアミンアレルギーの方でも問題なく染めることができます。

 

※同じ原理でブリーチ剤も使うことができます。

 

無色のライトナーに色を付ける

 

ライトナーには染料が含まれていないために、単体で染めても髪に色はつきません。

そのためジアミンアレルギーの方が髪を染める際に使用する時は、次の2つの方法で色を入れていきます。

 

1、ライトナー自体にトリートメントカラーを混ぜてノンジアミンカラーとして使う

2、ライトナーで明るくした後に上から塩基性染料かマニキュアで色をつける

 

1を選択するケースはおしゃれ染めと白髪の割合が少ない白髪染め

 

メリットは時間が早い言うことでしょうか。

ワンプロセスで染められるので通常のカラー施術と同じプロセスで施術を行うことができます。

 

その反面、ライトナーと色素を混ぜ合わせて塗ってくために単体で使用する際に比べ、染料の割合が低くなります。

色持ちを重視したい方やビビットな色味を出したい方には向きません。

 

シングルプロセスの施術例はこちらの記事を参考にしてください。

 

【お客様施術例】頭皮の刺激、アレルギー反応を抑えて染めます

 

2を選択するケースは色味をしっかりと出したいケースや白髪の割合が多い白髪染め

 

メリットはしっかりと発色するという点です。

 

こちらのケースはダブルプロセスになるために時間がかかってしまいますが、仕上がりや色持ちなどのクオリティーは高くなります。

 

ダブルプロセスの場合は一度リタッチカラーや全体をライトナーで明るくし、希望の明るさに達したのちに一度流します。

その後、仕上がりのイメージに合わせたカラー剤を上から塗布することで色を補ったり、白髪を染めるなど髪を染めていきます。

 

ダブルプロセスの施術例はこちらの記事を参考にしてください。

 

ジアミンアレルギーでも染められる!ノンジアミンカラーで白髪染め

 

ジアミンアレルギーでもしっかり染まる!

 

ライトナー+塩基性カラーでアレルギー予防

 

通常カラー剤で肌に負担をかけるものは“アルカリ剤”と“ジアミン染料”です。

 

このライトナー+塩基性カラーは通常カラーに比べて

 

・アルカリ剤を減らすことが可能

・ジアミン染料を100%カット

 

しているために肌にかかる負担をかなり軽減することができます。

 

将来的に健康な頭皮を保ちたいと言う方は、このように肌への負担を減らしていくことも大切ですね。

今、行なっているカラーリングが10年後の頭皮、髪の毛を作っていると考えれば、少しでも負担は減らしていきたいですね。

 

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