こんばんは、美容師ブロガーの渡邉 佑典です。
さて、早速ですが本題に移りましょう。
美容室のシャンプーは高くて手が出しにくくて・・・。
何か市販のシャンプーでオススメのものはありますか??
本日はお客様からよく聞かれるこの疑問について美容師目線で回答していきます。
目次
市販で売られているオススメのシャンプー
市販されているものでオススメのものはありません。
市販のシャンプー=安い 美容室のシャンプー=高い
と言うのは内容成分に大きく違いがあるからです。
市販のシャンプー剤は原価が安い成分を使用しているために製造コストを抑えられ、安く提供しています。
そこに髪への配慮は必要最低限にしかされておりません。
逆に美容室のシャンプー剤は髪への配慮を1番に考えられており、それを叶えることができる成分で構成されております。
つまり、この2つはそれぞれアプローチ方法が違うのです。
価格 | 成分 | アプローチ | |
市販シャンプー | 安い | 悪い | 価格優先 |
美容室シャンプー | 高い | 良い | 髪への配慮 |
最近の市販のシャンプー高くないですか??
この前、ドラックストアでシャンプーコーナーを見ていた時に驚きました(笑)
なるほどー。最近はドラックストアでも良いものが売り出されているのかな?と成分表示を見てみると・・・。
数百円のものと変わらないじゃん(^^;
ではなぜ高価な金額で売り出されているのでしょうか。
1、広告宣伝費
有名芸能人のCM起用や雑誌、広告などの宣伝にお金をかけている。
〇〇が使っているから良いんだ!△△みたいな髪になりたい!って絶対に使ってませんよ 汗
シャンプーの中身より認知されると言うことにお金をかけているために悪い成分でも必然的に高くなります。
2、付加価値で良いイメージを植え付けられている
ノンシリコン、ノンラウレス硫酸ナトリウムなどを筆頭に最近ではオイルインやオーガニックなど髪に良さそうと言うイメージを持たせて高めの価格設定にしています。
これらに共通しているのは入れ物が可愛い、おしゃれなこと。
これらのほとんどは、髪のダメージなどに関わる洗浄成分が石油系など良くないものが使われているケースが多いです。
シャンプーの中身より見た目の容器代やこのシャンプーは良いものだなと思い込ませることに力を入れていますね。
シャンプーは高ければ良いものではない
美容室のシャンプーを使用していれば間違えはない!とは言えません。
なぜなら、髪質や用途に合わせて使い分ける必要があるからです。
髪質が細毛なのか太毛なのか。髪をしっとり仕上げたいのかふんわり仕上げたいのか。など自分の仕上がりイメージとシャンプーの性質をマッチさせることが大切です。
先日もネットなどで購入されて、値段の高いシャンプーを使用しているのにも関わらず良さがわからないと相談を受けました。
その方は細毛軟毛でボリュームを出すためにパーマをかけられていましたが、使用しているシャンプーはしっとりまとまり重視のものを使用されておりました。
それではせっかくのパーマもシャンプーの重さでボリュームが出ずにペタッと見えてしまいます。
このような髪質の方にはハリコシを出してくれるようなサラサラと軽い質感のものがオススメになります。
ご自身の髪質やイメージと照らし合わせてシャンプーを選ぶことが大切です。
まとめ
市販で販売されているシャンプーは一つとしてオススメはしません。
髪や頭皮のことを考えるのであればなるべく使用を避け、美容室のものを使用する方がいいですね。
美容室ものも、かなり種類があるので、髪質などを見極めて自分にあった1本を探しましょう。
もしわからない場合は担当美容師さんに聞いてみるのも良いですね^^
僕への質問は下記から受け付けます。
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