こんにちは、美容師ブログライターの渡邉 佑典です。
普段、シャンプーをしていると泡立ちにくいなと感じたことはありませんか?
そう感じている方も少なくないはずです。
シャンプー時のポイントと少しの工夫で泡立たないイライラを解消することができます^^
今回はそんな“シャンプーの泡”について解説していきます。
目次
シャンプーが泡立つ仕組み
シャンプー剤がしっかりと泡立つには
・水
・シャンプー剤
・空気
の3つが混ざり合うことでふわふわの泡が立ちます。
この中のどれかが欠けてしまっていても泡立ちは悪くなってしまいます。
適量のシャンプー剤を髪の毛で泡立ててから頭皮の方へ泡を持っていき、手を猫の手のように丸めて空気を含ませるようなイメージで行います。
しっかりと泡立ててから洗うことで髪や頭皮にかかる負担を最小限に抑えながらシャンプーを行うことができます。
シャンプーが泡立たない5つの理由
シャンプーが泡立たないのにはいくつか理由が考えられます。
1、水分が足りない
髪の毛はお湯で濡らしてから完全に水分を含むまでに時間がかかります。
シャンプー前のすすぎがおろそかだと泡立ちが悪くなってしまいますので、しっかりとすすいで水分を浸透させてからシャンプーに映るようにしましょう。
2、シャンプーの成分の問題
シャンプーの泡立ちを決める成分は“界面活性剤”というものです。
界面活性剤はとても重要な成分で、シャンプーの良し悪しを決めると言っても過言ではありません。
市販のシャンプーには主に石油系のものが使用されており泡立ちがとてもいい反面、髪にかかる負担も大きいです。
それに比べ美容室で使用しているシャンプーはアミノ酸系のものが使用されており、髪や肌に優しいですが石油系に比べ泡立ちはマイルドな設計になっています。
もちろんしっかりと濡らして、猫の手でモミモミしてもらえればしっかりと泡立ちます。
【関連記事】
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3、髪質
細毛や柔らかい髪質の方に比べ、太毛や硬い髪質の方は水を弾きやすい性質を持っています。
その為、水分が浸透しづらく結果的に泡立ちが悪くなります。
太くて硬い髪質の方はしっかりと3分ほど流してからシャンプーを行うようにしましょう。
4、過度な汚れ
過度の皮脂や油汚れ、ワックスやスプレーがついている髪の毛はシャンプーが泡立ちにくくなります。
特に日頃からしっかりとセットされる方やヘアセットなどでガチガチに固めているケースは泡立ちが悪くなります。
そう言った方は別の洗い方を推奨しているので詳しくは下記項目をご参照ください。
5、シリコン
スタイリング剤同様にシリコンというコーティング剤が髪に過剰についているとシャンプーの泡立ちは著しく悪くなります。
日々のトリートメントなどでは、さほど影響はありませんが 週に1度使用のヘアマスクを短期間で集中的に使用したりするとこう言った現象が起こります。
シャンプーが泡立ちにくくなるほどのコーティングはかえって髪を傷めます。
直ちに使用を中止し、適正な使い方に戻しましょう。
【関連記事】
“ノンシリコンシャンプー”っていいの?悪いの? シリコンのあれこれ徹底解説
シャンプーが泡立ちにくい方の対処法
ここではシャンプーが泡立ちにくい時に使えるテクニックをご紹介します。
テクニック1:ダブルシャンプー
髪の過度な汚れやシリコンなどでコーティングしすぎてしまった髪に有効です。
しっかりとお湯で濡らした後に一度シャンプー剤を泡立ててプレクレンジング。
一度流してからもう一度シャンプー剤をつけて泡立てると驚くほどに泡立ちが良くなります。
※シリコンの過剰なコーティングの場合は落ち切らないケースもあります。
泡立ちがよくなったと感じるまで数回繰り返すようにしましょう。
テクニック2:シャンプー前にトリートメントをつける
手が通らないほどにスタイリング剤をつけているケースや結婚式などでヘアセットをしてスプレーなどで固めている場合には有効です。
髪を濡らしてからシャンプーをする前にトリートメントかリンスを先に髪の毛につけてしまいます。
すると不思議なことにスルスルと手ぐしが通るようになります。
一度トリートメントを流してから泡立てるとしっかりと泡立ち、また洗いやすくなります。
その後、改めてトリートメントなどを使用してあげるといいでしょう。
まとめ
ここで紹介したことを意識していただければ 泡立ちが悪いなぁと感じられている読者の皆様もきっと改善されることだと思います。
細かいポイントを押さえてもらえればお風呂場でのイライラも解消されますね^^
過去には正しいシャンプーのやり方も解説しておりますので合わせてご参考にしてください。
・『家庭では教えてくれない正しいシャンプーの方法』を現役美容師が伝授する
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