お客様実例

【動画付き!】黒染めしている髪の毛を明るくする方法を現役美容師が徹底解説

こんにちは、美容師ブログライターの渡邉 佑典です。

 

突然ですが、黒染めをした経験はありますか??

黒染め自体は簡単にできるのですが、その後に明るくしたい!と言われると意外と厄介なものでリカバリーが難しい 汗

 

なかなか明るくならなかったり、思い通りにならなかったり と僕のところに相談に来られる方も多いです。

今回はお客様の実例も交えてリカバリー方法を解説していきます。

黒染めって何??

 

黒染めは一度ヘアカラーなどで明るくした髪の毛を黒に戻すことを言います。

主に学生さんや産前、産後などの忙しいママさんが利用されることが多いです。

 

お店によっては“自毛戻し”と呼んでいたり、繰り返し行なっている白髪染めもなども同じく黒染めと同じ現象が起きていると言えます。

 

黒染めはどれくらい持つの??

 

黒染めは通常のカラー剤に比べ、色持ちをします。

後ほど紹介しますが、今回ご来店されたお客様も11月に染めて8ヶ月後が今回のビフォーです。

 

そう考えると、とてつもない色持ちです。

また、色が抜けて明るくなってきたと思っていても髪の芯には赤みが残ってしまうと言う問題点もあります。

 

黒染めを明るくする方法

 

黒染めを明るくする方法は大きく分けて3つあります。

 

 

・自然退色

・脱染剤

・ブリーチ

 

 

自然退色

どんな薬剤を使っているのか、どのくらいの濃さで染めているのかにもよるので、正直全くわかりません。

が、年単位で考えれば一生残るわけではないのでいつかは抜けます。

 

気長に待てる方はダメージもなくいいですね。

 

脱染剤

黒染めのみを抜くことができる薬剤になります。

 

黒染めをする前の髪の毛の状態に近づけます。

 

ブリーチに比べればダメージはさほど出ません。

基本的には10トーン前後の明るさにされたい方に有効。

 

ブリーチ

黒染めの色素も抜き、髪の元々の色も明るくしてくれます。

 

髪は痛みますが、とにかく明るくしたい方や黒染めがかなり深く入っている方にはこちらがおすすめです。

 

以上の3つしか明るく染めることはできません。

そのため、美容室で明るくしたい!と染めに行かれる方はダブルカラー(2度染め)が必須です。

 

お客様実例

 

では実際の施術をご紹介いたします。

 

 

前回は去年の11月に黒染めをしたそうです。

それから約8ヶ月が経過しておりますが、まだしっかりと残っております。

 

お客様自身は抜けたと思っていても実際はまだまだ残っています。

これを知らずにカラーをしてしまうと大失敗です汗

 

 

おそらくピンクの線より上は黒染めなし(11以降に伸びてきた部分)、下は黒染めが残っていると予想される部分。

ここに同じように薬を塗ってっしまうと上の部分は明るく、下の部分は今と変わらない仕上がりになることが予想されます。

 

そんな状態では悲惨すぎて出歩けません・・・。

 

美容師
美容師
お客様は必ず履歴などは担当美容師に伝えましょう!

 

お客様のご要望

 

お客様
お客様
明るさを10トーンくらいまで明るくして、赤みはなるべく出さないようにしたいです

 

美容師
美容師
黒染めする前はどれくらいの明るさでした?

 

 

お客様
お客様
このくらい(9〜10トーン)かなぁ?

 

美容師
美容師
なるほど!

 

現状では6.5トーンほどある髪色を10トーンくらいまで明るく赤みがないところまで持っていきます。

伸ばし中と言う点と前々回に9〜10トーンくらいの明るさがあったと言う点から今回は脱染剤を使用したダブルカラーで染めていきます。

 

もし、仕上がりイメージが12トーン以上や完全なアッシュ系のお色をご希望されている場合であれば脱染剤ではなくブリーチを使用します。

その辺りは髪質やダメージ具合など総合的に判断し決定しております。

 

仕上がり

 

 

しっかりと赤みも抜け、綺麗に染まりました。

ブリーチを使わなくてもこのようにリカバリーもできます。

 

動画にて全行程公開!

 

お客様
お客様
こんなに素敵な色になるとは思ってなかった。

その一言だけで大満足です^^

 

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