こんにちは 美容師ブログライターの渡邉 佑典です。
ブログ読者の方からご質問を頂きました。
初めまして。〇〇と申します。
市販の白髪染めですが、種類が多くいつも使うものに迷います。
どれがムラなく染まりますか?
教えて頂きたいです。
本日は、この質問にお答えしていきます。
大前提として・・・
市販で販売されている白髪染めを使用したホームカラーは一切推奨しておりません。
市販品で染めてしまうと髪は痛みます。もちろん技術力も違います。
僕たち美容師はカラー技術を習得するために数年を必要とします。
現状、年間で1000人以上カラー施術を施しております。
その中の経験と知識を用いるからこそクオリティーの高いカラーができると思います。
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また、ヘアカラーは安全なものではありません。
髪や頭皮の状態を確認しながら施術をしていきます。
事故が起こらないようにしていく準備や髪や頭皮に負担を残さない施術が必要です。
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刺激を感じたりアレルギーが出た時の初期対応も大切です。
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自宅でカラーを行うと毛先が黒くなるケースが多くリカバリーが難しくなります。
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これらのことを理解して、リスクがあるとわかった状態で自宅でのカラーリングを行なっていきましょう。
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市販の白髪染めは大きく分けて2種類
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厳密にいうともっと数はありますが、今回 LINE上でお話を伺った結果、次の2種類で悩まれていたのでこの2点について解説していきます。
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・クリームタイプのカラー剤
・泡タイプのカラー剤
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これらの特徴を解説していきます。
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クリームタイプのカラー剤
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一番、定番のタイプです。
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基本的に美容室で取り扱っているカラー剤の多くもクリームタイプのものになります。
白髪への染まりやすさや髪にかかる負担を考えると一番ベストな選択だと思います。
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塗るのに慣れている方は分け目や生え際などの目立つところのみ染めると失敗のリスクが少なくなります。
ただし、全体に塗る際はクリームという性質上、ムラになりやすいので注意が必要です。
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髪の毛を一度濡らして毛先のダメージ部分にはお風呂場で使うタイプのトリートメンントを薄くつけてから塗るといいでしょう。
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泡タイプのカラー剤
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最近、注目されていてCMなどでも目にする機会が増えてきました。
操作性が良く全体に行き渡りやすいため、色ムラや染め残しができにくいというメリットを感じます。
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その反面、クリームタイプに比べ泡タイプのカラー剤は髪にかかる負担が大きいです。
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というのも、“泡”という性質上、薬剤にトリートメントの成分を混ぜることができません。
泡タイプのカラー剤は単純に薬剤のパワーしか持ち合わせていないために髪は負担をダイレクトに受けてしまいます。
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またクリームタイプのようにピンポイントで塗る事ができないため、毎回毛先まで薬剤がついてしまいます。
染めやすく手軽にできる反面、髪の負担も大きいということを理解しておきましょう。
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最後に
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今回は質問があったのでお答えしましたが、あくまでも苦渋の選択の場合の回答です。
推奨はしておりませんので自宅で行う施術はあくまでも自己責任、自己判断で行ってください。
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一番は美容室で染めることをお勧めします^^
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