こんにちは 美容師ブログライターの渡邉 佑典です。
前回の記事で
にて生え始めの白髪への対応をお伝えしました。
今回は初めてのヘアカラーで気をつけたいことを解説します。

白髪の生え始めのをきっかけに初めてヘアカラーを行う方、もしくはおしゃれ染めから白髪染めに切り替える方といらっしゃいます。
その時の注意点は?何か気をつけることはある?
素朴な疑問を解消していきます。
目次
初めてのヘアカラーでの注意点
お店に行く前にカラーのイメージを考えておく
初めてのヘアカラーでは、まず自分がどんな仕上がりになりたいのかのイメージを持つことが大切です。
【関連記事】現役美容師が教える!髪型をオーダーする際の正しい伝え方
例えば、暗めに染めていきたいか明るめに染めていきたいか?
色はどんな感じのものが好きなのか?
(赤っぽくしたいやアッシュっぽくしたいなど大まかなイメージでOK)
このイメージを持っているか持っていないかで仕上がりは大きく変わります。
大まかなイメージを元に担当の美容師さんとプロ目線からアドバイスを受けてはっきりとしたイメージに変えていきます。
しみる可能性があることを理解する
初めての染める場合、刺激を感じたり被れたりなどリスクも伴います。
【関連記事】ヘアカラーでジアミンアレルギーになる可能性があるってご存知ですか?
もともと肌が弱い方や、アレルギーをお持ちの方はヘアカラーにおいても刺激を受ける可能性が高いです。
必ず美容師さんに申告をして刺激が起こらないための対処法や何か異常があった際にすぐ対応が取れるように準備をしておきましょう。
余裕があれば、事前に美容室にご来店頂きパッチテストをしてから施術を行うことも可能ですので心配な方は事前に相談も受け付けております。
(パッチテストを行った際は48時間後の施術になります。)
【過去記事】【永久保存版】美容師が教える!正しいパッチテストのやり方
明るさと退色のイメージを考える
ヘアカラーには退色(色が抜けて明るくなること)は、付き物です。
染めたては良かったけど、1ヶ月後には予想していたよりも明るくなると言う話もよく聞きます。
そうならない為にも退色後の明るさのイメージを持つことも必要です。
Q.どのくらいの周期で染められますか??
次に染めるタイミングが1ヶ月後なのか3ヶ月後なのか6ヶ月後なのかによっても変わります。
次に美容室に来れそうなタイミングを伝えておきましょう。
Q.これ以上明るくなったらまずい!と言うボーダーラインはありますか??
染めたての明るさではなく退色後の明るさをイメージをしてヘアカラーを行うことも可能です。
学校や仕事の都合で明るさに規定がある方は色抜けした時のこともイメージをしておきましょう。
おしゃれ染めから白髪染めに切り替える際の注意点
色味の確認をする
白髪染めの薬剤はおしゃれ染めの薬剤に比べて白髪を染める為に赤の染料が多く含まれております。
【関連記事】【おしゃれ染めと白髪染めって何が違うの?】その疑問美容師が答えます
知識や薬剤の取り扱いがない美容室で染めてしまうと赤みの強いブラウン系の仕上がりになります。
赤みを出さないように白髪を染めたりアッシュ感を感じる白髪染めは特殊技術だと思います。
どこでも出来ると言うわけではないので、イメージに合わせた美容室選びも大切です。
【関連記事】美容室を選ぶ基準は“お店”ではなく“人”になりつつあると思う
明るさの確認
色味と同様に白髪を染める為におしゃれ染めのカラー剤よりも色素の量が多く設定されています。
その為、白髪が染まると言うメリットがある反面、明るくなりづらいと言うデメリットもついてきます。
これが白髪染めは暗く染まると言われている原因でもあります。
白髪を染めることでどれくらいの明るさに染め上がるのかを理解しておきましょう。
※一部染め方では白髪染めでもおしゃれ染めくらいの明るさのイメージを出すこともできます。
ジアミン問題
おしゃれ染めよりも白髪染めの方がジアミンの量も多くなります。
いつもは何もなかったのに突然にジアミンアレルギーを発症してしまう危険性もあります。
不安な方はカラーリング前にパッチテストなどでカラー剤が合うかを確認しておくと安心してカラーリングを行えます。
毛先は毎回染めない
おしゃれ染めの際は毎回色味を変えるために毛先まで染めるケースが多いですが、白髪染めの場合、高頻度に染めてしまうと毛先は黒く沈んでしまいます。
基本的にはリタッチカラーを繰り返すか、根元の白髪染めと毛先のおしゃれ染めなどで薬剤を使い分けて染めると色を楽しみながらカラーリングを行うことができます。
まとめ
初めてカラーで髪を染める方はオーダー方法やカラーの特徴、刺激への対策などをしっかり行っておけるといいと思います。
カラーデビューでいきなり失敗しないように“お任せ”ではなくこちらでもしっかりと知識を持って対応しておきましょう。
また、普段おしゃれ染めをしていてカラーに慣れている方も、白髪染めは全く別物なので注意が必要です。
いつものおしゃれ染め感覚で染めてしまうと失敗の元です。
4つの注意点を理解して良いカラーライフを楽しみましょう。

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