これを読めばヘアドネーションの詳細と実際の施術の流れが全てわかる


こんばんは 美容師ブログライターの渡邉 佑典です。

 

本日は身近にできるボランティア活動。

【ヘアドネーション】についてご紹介していきます。

 

ヘアドネーションとは?

 

ヘア=髪の毛

ドネーション=寄付

 

つまり、髪の毛を寄付するという意味です。

 

寄付して頂いた髪の毛で病気や治療の過程で髪が抜けてしまった子どもたちにウィックを作成し無償で届けると言う活動があります。

 


日本国内では Japan Hair Donation & Charity(通称:ジャーダック・JHDAC)というNPO法人が2009年から活動をしております。


 

人毛のウィッグで既製品はほぼ全て大人サイズになります。

子ども用サイズのものはほとんどない為、作成する場合はフルオーダーメイドになります。

 

フルオーダーメイドで作成した場合、金額は30万以上とも言われており、とても高価なものになります。

 

作りたくても作れない。

そんな子どもたちの為に、

 

髪を寄付して頂けるドナーの方から譲り受け

JHDACにてウィックを無償で作成し

美容師が完成したウィッグを切って仕上げる

 

と言う一連の流れで届けております。

 

ヘアドネーションに参加する条件

 

ヘアドネーションを実際に行うにはいくつかの条件があります。

 


・髪の長さが31cm以上

・完全に乾いた状態である

・切り口がゴムで束ねられていて全ての髪が一括りになっている


 

髪の長さが31cm以上

 

寄付して頂く髪の長さは31cm以上あることが最低条件となります。

 

完全に乾いた状態である

 

濡れたままの状態で密閉して送ってしまうと、雑菌が繁殖してしまい 不衛生な状態となってしまいます。

 

最悪の場合、ウィックとして使用できずに破棄せざるを得ない事もあります。

 

切り口がゴムで束ねられていて全ての髪が一括りになっている

 

長さの規定をクリアしていてもバラバラの髪の状態では使用することはできません。

 

必ずゴムで1束にまとめ、さらに一人分でまた1束にまとめておきます。

 


 

バラバラに送ってしまうと、選別するのに時間がかかり余計な手間が発生してしまいます。

 



 

カラーやパーマで傷んでいるけどヘアドネーションはできる?

 

黒髪でも金髪でも、パーマがかかっていてもストレートでも基本的にどんな状態でも問題はありません。

 

特殊なトリートメントを行い、髪の毛のケアと黒髪へと染色を行ってからウィッグを作成して行くためにダメージの状態は均等に統一されます。

 

ただ一つ、規定の中でNGとされているのは引っ張った時に切れてしまう髪の毛です。

この状態の場合は使用することはできません。

 

ヘアドネーションって実際にどのように切ればいいの?

 

自分で切ると言う選択もありますが、その後の仕上げも含めて難易度はかなり高いです。

 

ヘアドネーションへの知識や設備が整ったサロンに、依頼するのがオススメです。

 

ここからは僕自身がどのようにヘアドネーションのお客様を施術しているかをご紹介していきます。

 

ヘアドネーションにご賛同頂いた お客様のご紹介

 

今回、初めて担当させていただいたお客様です。

初めての方は好みや普段のライフスタイルが把握できていないために、カウンセリングで確認させていただいた上で進めさせていただいております。

 


 


 

なんと、腰まで到達しそうな勢いの長さです。

これを肩より上まで切らせていただけるということなので、長いところで推定40cmの長さが確保できそうです。

 

お客様自身、40cmの寄付を目標にされていたそうなので目標達成ですね^ ^

 

髪質データ

 

・細毛

・軟毛

・結び癖あり

・根元のボリューム低下

 

ヘアドネーションを目指している方に多い、典型的な髪質です。

 

ロングの方は普段ポニーテールなどで髪を束ねていることが多いです。

その為、元々の髪質が直毛の方でも襟足部分や表面の部分などにゴム後が付いているケースが多くあります。

 

また、髪の重さで毛穴の方向が下に引っ張られボリュームが出にくくなっている方も多くいらっしゃいます。

これは一時的なものなので、短くして暫くすると改善されますが  切りたての状態では乾かし方の工夫やパーマなどでボリュームを出してあげる必要があります。

 

普段のセット方法

 

基本的には乾かすのみで仕上げます。

 

ヘアドネーションに向けた僕からのご提案

 

まず、一番最初にイメージされていた長さは長めのボブスタイルです。

 


 

ただし、この長さで切ってしまうと結び癖が出てしまう可能性も考えられるので注意が必要です。

 

ボブスタイルの中で、乾かしただけでまとまり  癖の影響も受けにくい長さと言えば、アゴラインくらいのボブスタイルが扱いやすいです。

 


 

このくらいの長さの場合、

・肩に当たらずにハネにくい

・襟足がギリギリまで切れるので結び癖などの影響を受けづらい

・顔まわりが顎ラインまであるので安心

など、初めての方でもやりやすいスタイルになります。

 

渡辺

中途半端に長さを残すよりも思い切って短めに切った方がハネにくくなりますよ^ ^


 

カット後のお手入れやポイントなどもお伝えさせて頂き、早速切っていきます。

 

いざ、ヘアドネーション

 


 

改めて見るととても長いですね。

 


 

分けとります。

そして、いざ!チョキーン!

 


 

み、短い!!!

 


 

1番長いところで45cmでした。

とても綺麗な髪で素敵です^ ^

 

渡辺

さて、ここからは改めて丁寧にカットしていきます。


 


 

ヘアドネーション後の仕上がり

 

一世一代の決意で大切な髪の毛をご寄付して頂く分、僕らもカットに心を込めて丁寧に切っていきます。

 




 


 

渡辺

このカットラインに魂がこもっています。


 

わー短い!軽い軽い!!

新しい髪型にはとてもご満足頂きました^ ^

 

乾かす際は自宅での乾かし方プチ講習をさせて頂き、家でも同じように内巻きに決まる方法をお伝えさせて頂きました。

 

ストレートに飽きたらパーマもオススメですよ^ ^

 

本日のメニュー

 

ヘアドネーションカット

 


 

ご賛同ありがとうございました。

 

お預かりさせて頂きました、髪の毛は責任をもってお送りさせて頂きます。

 

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