本日はそんなご相談を頂きました。
以前までの履歴で
・白髪染めの色素が残っていないケースであれば、明るくすることやアッシュ感を出すことは可能
・白髪染めの色素が残っているケースであれば、明るくすることは難しく赤みの色素が強いためにアッシュ感を出すことは不可能
になります。
まずは実際の状態の把握を行わなければ詳しいアドバイスなども行えないためにご来店いただきました。
目次
外国人風白髪染めをご希望のお客様

履歴:半年ほど前に美容室で白髪染めを全体に行い、以降自宅で2ヶ月に1回ほどのペースでカラーリング
気になる白髪の状態は全体的に見られます。



髪質データ
・太毛
・硬毛
・白髪率30%
今回のご要望は外国人風白髪染め
今回の来店のきっかけはブログではなくインスタグラムでした。
https://instagram.com/p/BW1EWG4HTMm/
こちらの記事を見てご相談に来てくださいました。
実はこちらのお客様もご来店時は黒染めをしていて、仕上がりは明るめになるように仕上げていきました。
白髪と明るさのどちらを優先させるか(外国人風白髪染め)
今回のケースでは、白髪と明るさのどちらを優先させるかをはっきりとさせることが優先されます。
インスタのようなイメージの場合、明るさは15トーンほどです。
さすがにこの状態では白髪に色は入りません。
明るく染めているために目立ちはしないものの、白い部分は残ることが予想されます。
また、15トーンを選択する場合はブリーチの施術は必須になります。
対して、白髪を染めることを優先させる場合 明るさは11トーンほどのイメージになります。
明るさの部分ではイメージより暗めにはなりますが、白髪を染めることは可能です。
全体をブリーチする必要はなく部分的なブリーチの使用のみで必要最小限にダメージを抑えられると言うメリットもあります。
白髪は染めていたいと言う点と、追々はパーマの施術も検討されていると言うご要望を配慮して後者の仕上がりイメージで施術を進めていきます。
外国人風 明るめアッシュ系白髪染めへのアプローチ方法
現状では、前回までの白髪染めの色素が残ってしまっているために まずはそれを抜き明るくしていく工程と色を入れていく工程のダブルプロセスが必要です。
ダメージを考えずに全頭ブリーチしてしまえば、簡単に明るくできますが 今後、パーマの選択もできるように髪には余力を残しておく必要があります。
そのため、3種類の薬剤を場所ごとに使い分けてアプローチしていきます。

・根元は明るめのライトナー
黒髪を明るくするための薬剤
・表面のみブリーチ剤を用いて筋状にハイライト
前回の白髪染めの色素と元々ある髪の色素をリセット
・残りの毛先は脱線剤を用いて明るくリカバリー
前回の白髪染めの色素のみを取り除く
このように場所ごとにアプローチ方法と薬剤を使い分けることでダメージを最小限に明るさを作っていくことができます。

濡れているので暗く見えますが、実際はしっかりと土台を作ることができております。
この上から赤みを抑えた特別なレシピの白髪染めで根元をカバーし、毛先は濃厚なアッシュで染めていきます。
外国人風白髪染めの仕上がり

染まり上がりの状態です。
前回の黒染めの色素はしっかりと取り除き、室内で見てもクリアな仕上がりになりました。
自然光で見てみると

白髪染めとは誰も気づかないレベルです。
気になる白髪は



もちろんカバーしております。
なぜ、明るめでもしっかりカバーできているのかと言う点は企業秘密です(笑)
ポイントは2度に分けて染めている点にあります。

毛先も明るくしたことによるパサつきやダメージも感じません。
もちろん年内にはパーマもかけていく予定です。
いくら気に入ったカラーでもダメージがひどくでてしまってパーマがかけられなくなっては本末転倒ですからね・・・。
ご実感いただけて何よりです。
髪の現状の把握とイメージの共有、正しい薬剤知識に基づいてカラーリングを行なっていけば【外国人風の白髪染め】も可能になります。
いつも暗い白髪染めしかできない、思い通りにならない、そもそも白髪が染まらないなどお悩みの方は是非一度ご相談ください^^
本日のメニュー
明るく染める外国人風白髪染め(ダブルプロセス)+カット
埼玉県 南浦和周辺でお悩みの方
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