こんにちは 頭皮への負担を考えたヘアカラーを提案する美容師 渡邉 佑典です。
本日、お客様から伺った悩みがあまりに衝撃的だったので記事にてシェアします。
ご新規のお客様に入り一通りのカウンセリングを終え、カラー施術から行うことになりました。
カラーリングを行う際は必ず
・前回のカラー後に異常はなかったか?
・アレルギーは持っているか?
・体調は悪く無いか?
この3点は確認をします。
カラーのアレルギーなどは突然発症するし、体調が悪い状態だと刺激を受けるリスクは高くなるので、塗り方や薬剤の調節を行うなどの工夫をしています。
今回も例外なく、確認をとってみるとお客様より衝撃の回答をいただきました。
目次
いつもカラー中は歯を食いしばるほどしみています。
いつもカラー中は歯を食いしばるほどしみています。
いつもカラーの時は憂鬱で・・・。
カラーチェックの際に美容師さんにもう少し時間を延長しますねと言われると死ぬほど辛いです。
あ、でも覚悟決めてきているので大丈夫ですよ。
随分、さらっと言われましたが これはいい状態とはいえません。
そもそも、刺激を受けてカラーリングを誤魔化しながら繰り返していても、改善することは100%なく むしろ悪化していくと予想されます。
話を聞くと、しみ始めたのは4年前くらいからということ。
やはり年々、刺激は強くなってきているということです。
年齢も20代と言うこともあり、あと50年以上もカラーリングと付き合って行かなければいけません。
このまま続けていけば頭皮はボロボロ、カラーなんてできない状態になることも予想されます。
※少し脅しているようにも聞こえますが、事実です。
そうならない為にもカラーリングのやり方を早急に見直す必要があります。
ヘアカラーの時に刺激を受けて、辛い人は早急にやり方を見直した方がいい
お客様の状態をまとめると
・アレルギー症状は出ていない
・頭皮用保護スプレーは効かない
・カラー塗布 直後に刺激がある
と言うようなものになります。
これらの症状から、ジアミンなどのアレルギーによる刺激では無いと言うことが判断できます。
カラー直後に刺激を受けていると言う点から“一次刺激性接触皮膚炎”が予想され、過酸化水素水もしくはアルカリ剤による刺激と判断されます。
軽い症状であれば、保護スプレーや根元を薄めに塗るなどの対処で防ぐことはできますが 以前のお店などでも同様の対応をされても効果はなかったそうです。
となれば、一切頭皮につけずに塗っていくしかありません。
カラーで頭皮がしみやすい方は、頭皮につけないように塗ることも出来ます。 pic.twitter.com/rhAogS7Z0N
— なべお✂️クソ平凡な美容師 (@ysk_w_0205) August 8, 2017
※イメージ図
このようなケースは特例のように感じられますが、僕のところに相談に来られるお客様は同じようにカラーの刺激やアレルギーなどのお悩みを持っている方も多いので頻繁に行っております。
そして、薬剤自体も過酸化水素水とアルカリ濃度を減らして染める必要があります。
ただし、そのまま薄めてしまっては色持ちや発色が弱まってしまうので、ノンジアミンカラーでお馴染みの“塩基性染料”を使用していきます。
通常、1剤と2剤のみで構成されているところにノンジアミンカラーを配合することで 色持ちや発色はそのままに刺激物質の濃度を下げて刺激を緩和することができます。
お客様の仕上がりや状況に合わせて、何%減らすかなどバランスの見極めが大切になります。
渡辺オリジナルの技法で染めた結果
4年間 毎回、刺激を我慢して染め続けたけど今回は、、、、、、
やりました。
根元は開けて塗布しておりますが、毛髪内部では薬剤は浸透していく為に黒い部分は残りません。
今まではなるべく早く終わらせたいと言う思いから、デザイン的なことは一切無視していましたが もともと変わったスタイルがお好きということで、今回は独断でローライトをプラスしデザイン性もアップさせました。
このデザインをとっても気に入っていただけたので非常に嬉しく思います。
刺激を受けた際は我慢ではなく対策を考える
しみたり、炎症が起きているのは体からのSOSだと思ってください。
薬剤が合わないよー。と頭皮が悲鳴をあげています。
無視して続けてしまうと将来的に大変なことになってしまいます。
安心して染めていける最適なプロセスを考えていくことが大切ですね。
目先の1回のカラーより数十年続けていけるカラーリングを考えていきましょう。
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