こんにちは 埼玉県、南浦和エリアで活動中の美容師 渡邉 佑典です。
最近は縮毛矯正をやめたい、本来の癖を生かしていきたいという方が増えてきました。
時間やコスト、スタイルのマンネリなど様々な背景があるかとは思いますが、その選択はとても素敵なことだと思います。
さて、その反面で脱縮毛矯正を失敗されたという方からのご相談も多くいただくようになりました。
くせ毛カットは通常のカットとは異なるため、くせ毛を扱うことに対する知識と経験が必要になります。
もし、くせ毛を生かしたヘアスタイルにしたい、縮毛矯正をやめてバッサリと切りたいという場合はくせ毛カットに特化した美容師さんを探されることをお勧めします。
くせ毛で悩みを持つ本日のお客様
１ヶ月ほど前に鎖骨下の長い状態からバッサリとカットたそうですが、まとまらずに広がってしまうというお悩みでご相談をいただきました。
定期的に縮毛矯正をかけられていたそうで、バッサリと切った今でも毛先にはストレートの部分が残ってしまっている状況です。
普段は毎日耳にかけているという事なので
・サイドはそれを考慮して耳が隠れてしっかりとかけられる長さ
・後ろは癖を抑えるために襟足ギリギリまで切って全体にメリハリのあるスタイルに仕上げていきます。
くせ毛の状態を見ていきましょう
・太毛
・多毛
・くせ毛：波状タイプ
くせ毛に対するお悩みの原因と改善方法
今回ご相談をいただいた内容をまとめると
１、短くした事で髪がまとまらなくなった
２、広がりやすい
３、耳にかけた時に毛先が散らかってしまう
という事でした。
１、短くした事で髪がまとまらなくなった
まず、バッサリとカットするタイミングが早すぎた事が原因なことは明白です。
本来、縮毛矯正をやめてくせ毛を生かしていくスタイルを作る場合は縮毛矯正部分がなくなっている事が大前提になります。
今回のケースで言えば、半分がくせ毛で半分が縮毛矯正が残っている状態です。
これではまとまるどころか扱いにくくなってしまいます。
もし、前回の時点で相談をいただいていた場合はもう少し期間をあけて癖の部分を伸ばしてからカットされることをお勧めしていたと思います。
縮毛矯正をやめる選択をされる場合は実は準備期間がとても大切になります。
２、広がりやすい
広がりやすく感じてしまう原因は、スタイルにあります。
というのも全体的に重めに作られており、メリハリが感じられにくいスタイルの構成になっていました。
これがくせ毛でない方の場合、まとまりやすさを出すために重めに作るのがセオリーですが、くせ毛の方の場合はそうはいきません。
その方々の癖の状況に合わせて、セオリーとは反する選択も検討しながら作る必要があります。
襟足付近はタイトに設定し癖を抑え、トップには丸みが残るように設定し癖を生かせるように。
軽さも場所に応じてしっかりと入れていくことで、全体のスタイルに締まりをもたせてメリハリを作っていきます。
前回は襟足の生えグセが原因で短くできないと言われたそうですが、実はそんなこともないんですね。
３、耳にかけた時に毛先が散らかってしまう
ご来店時は耳にかけた状態でした。
サイドの髪の毛が長すぎることで耳にかかりにくく、かけたとしても毛先が散ってしまい鬱陶しく感じてしまいます。
ここの部分は単純に短く切ることで改善されてきます。
下ろす事が多い方の場合、長さを残しておくことも一つのてですが、下ろさずにかけっぱなしなのであれば、短くした方がお手入れも楽になりますよね＾＾
既成の方にはめ込むのではなく、その方のお手入れの仕方、髪質、現状に合わせてスタイルを作っていき事が大切なんですよね。
くせ毛カット後の仕上がり
前回の切りあがりのときよりも短めにカットしまして、、、
綺麗なフォルムのショートボブになりました。
サイドの部分は耳にかけた時にジャストに収まるように設計しております。
お客様からも悩んでいた部分が解消された〜とお喜びいただけました。
お手入れも乾燥を抑えて、ツヤ感をプラスするためにオイルをさらっとつけて完成です。
くせ毛で悩まれている方、うまくいかない方、お力になれると思いますので是非ご相談ください＾＾
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