カラー解説

ジアミンアレルギーの方向けのカラー剤【ノンジアミンカラー】の使い分け

こんにちは 埼玉県 南浦和エリアで一番ジアミンアレルギーのお客様と向き合っている美容師 渡邉 佑典です。

 

本日はfacebookにてお友達の美容師さんよりノンジアミンカラーについて質問をいただきましたのでお答えいたします。

 

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お近くでお悩みのお客様やサロンに来られないエリア外のお客様はもちろん、美容師さんからのご質問にも対応させて頂いております。

 

 

美容師
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お気軽にご連絡ください^^

美容師さんからノンジアミンカラーに関してのご質問をいただきました

 

 

 

ジアミンアレルギーを発症した人 、 もしくは発症するのを防ぐためにノンジアミンカラーをしたいと思っている人に 、ハナヘナ、ヘアマニキュア、 ノンジアミンカラーを 施術する場合、どのような基準で薬剤選定をしているでしょうか?

 

渡邉さんのお考えをお聞かせいただければと思います。

小さいお子様もいらっしゃるのにお時間がないところすみません。

よろしくお願いいたします。

 

 

 

美容師
美容師

最近はカラー頻度の増加やホームカラー、格安カラー専門店などの増加によりジアミンアレルギーを発症される方が増えてきております。

ジアミンアレルギーを発症されると、ジアミン染料を配合のカラー剤は使用をすることができません。

 

そのような方でも利用できるメニューがノンジアミンカラー(ジアミン染料を含まないカラー剤)になります。

 

ノンジアミンカラーを細かく分類すると

 

・トリートメントカラー(塩基性+HC染料)

・天然のヘナ

・ヘアマニキュア

 

と3つの種類に分類する事ができます。

 

詳しい3種類の説明はこちら:ヘアカラーでジアミンアレルギーになる可能性があるってご存知ですか?

 

 

 

 

まず、ノンジアミンカラーに関してです。

これは完全にお客様の好みです。

僕は基本的に塩基性かハナヘナの2択で、マニュキアはお客様からの依頼がないと行いません。

マニュキアは性質上、染まりはいいですが持ちが悪いのと根元が若干空いてしまいます。

少量の白髪であればごまかせますが、フロントに集中している場合は本当に数日で目立ってきてしまう方もいらっしゃいます。

塗布に時間がかかる点がデメリットです。

 

美容師
美容師

僕は3種類全てのノンジアミンカラーを取り揃えておりますが、ほぼトリートメントカラーかヘナカラーを利用しております。

 

稀にヘアマニキュアで染めてほしいというお客様もいるので、そういった方のみヘアマニキュアで対応しております。

 

個人的にはトリートメントカラーかハナヘナがオススメです。

 

 

 

 

ヘナと塩基性は色の違いが一番大きいので、黒っぽくしたい方やブラウンに近い染まり上がりを希望されている方は塩基性、ヘナ特有の色味を好まれる方はハナヘナをご提案しております。

 

他にも塩基性はツヤ感

ハナヘナはハリコシなど質感の違いもありますね。

 

 

 

美容師
美容師

トリートメントカラーとヘナに関しては同じノンジアミンカラーになりますが大きくな違いがあります。

 

トリートメントカラー

 

・自然なブラウン〜ブラックまで希望の色に合わせて白髪を染められる

・アルカリ剤と過酸化水素水を用いる事で明るさの調節も可能

※アレルギーの方でも施術可能

・トリートメント効果で髪にツヤが出る

・ジアミン染料は含まれていないものの、天然成分でできている訳ではないため、ひどく敏感肌の方はかゆくなるケースが過去にあった

 

トリートメントカラーの詳細:【ヘアカラー】ジアミン染料と塩基性染料の違いを現役美容師がわかりやすく解説

 

ハナヘナ

 

・色味はナチュラル(オレンジ)、インディゴ(青)、それらをミックスしたブラウンと3種類しかない

・染まりや発色が人それぞれ違う

・天然やノンジアミンと記載されながら化学染料などを含んでいる恐れもあるために、選ぶ際には注意が必要

・髪にハリコシが出る

・100%天然のヘナであれば、頭皮が敏感な方でも染められる

 

ヘナカラーの詳細:ヘナカラーの特徴を現役美容師が日本一わかりやすく解説

 

 

 

ジアミンアレルギーを発祥されている方の悩みは色持ちの悪さですが、 ハナヘナと塩基性は自宅でのホームカラーができる点もメリットです。

僕のお客様の多くはホームカラーで繋いで1〜3ヶ月ヶ月周期の方が多いです。

マニュキアはホームカラーが出来ないので、その分も持ちは悪くなります。

 

 

 

美容師
美容師

ノンジアミンカラーはアレルギーの方のまさに救世主という訳ですね。

 

しかし、一つだけデメリットを挙げるとすれば色持ちにあります。

どのノンジアミンカラーもジアミンの色持ちには勝てません。

 

かといって、短期間でお店に来てくださいというのもお客様にとっては負担になってしまう訳です。

 

そこで提案しているのがご自宅で行う“ホームカラー”です。

本来はご自宅でのカラーは絶対にNGですが、ノンジアミンカラーのお客様には提案しております。

 

トリートメントカラー:【自宅でのカラーを推奨します!】レプレカラーを利用したホームカラーの完全マニュアル

 

ハナヘナ:【ハナヘナで白髪染め】自宅でヘナ染めを行う際のパーフェクトマニュアル

 

僕自身もここ1年ほどは自宅でハナヘナを利用して染めています。

お店でのカラーの間にホームカラーを実施する事で、次回来店までの色持ちを安定させてくれる効果があります。

 

ただし、市販のトリートメントカラーを使用すると真っ黒に染まってしまったという例もありますので、使用する薬剤に関してはご相談ください。

 

詳細:【ノンジアミンカラー実例】市販のトリートメントカラーで髪が真っ黒になった!?

 

 

 

 

アレルギーの予防に関してですが、ノンジアミンカラーはオススメしません。

色持ちの悪さや発色の悪さから嫌われたり、歴の浅い方だと失客します。(体験済みです、、、。)

 

予防やシミやすい方には

・塗布の仕方

・塩基性とジアミン染料を混ぜてジアミン、アルカリ、かすい濃度を下げた対応

・ホホバオイルなどで頭皮保護で前処理と水素でかすいを無力化し、アルカリオフでアルカリ除去を徹底します。

 

 

 

美容師
美容師

 

大前提ですが、何よりも大切なことはジアミンアレルギーを発症しないように対策をしておくことです。

 

・塗布の仕方に気をつける。

ヘアカラー直後にしみる?刺激を一切与えずに染める方法 【動画付き】

 

・カラー頻度が高い方はリスクを減らす。

【ヘアカラー】ノンジアミンカラーに限りなく近い低ジアミンカラーで月1の白髪染め

 

・カラー前にはオイルで頭皮を保護し、カラー後は過酸化水素水とアルカリ剤を除去する。

【悲報】白髪染めをすると白髪が増えるという真実をご存知ですか??

 

アレルギーを発症してからでは対応できることは限られてしまいます。

 

ジアミンアレルギーを発症してから後悔するよりも、発症しない工夫を徹底していきましょう。

 

 

 

 

 

丁寧なご返信、本当にありがとうございました。

今後ますますジアミンアレルギーは増えると思われますし、 私自身とても興味のあることですので、 渡邉さんのお考えをお聞きできて本当に良かったです。

また、予防に関する方法を具体的に教えていただきましてありがとうございました。

早速実行します!

 

 

 

美容師
美容師

 

まだまだノンジアミンカラーを施術できる美容室は少なく、ジアミンアレルギーに関して正しい知識を持った美容師さんも少数派です。

少しずつでも施術できる場所が増えていき、悩みを持った方を救えるようになっていくことを願います。

 

 

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