お客様実例

【ヘアカラー】すぐに黄色っぽく色落ちしてしまう3つの原因と対処法

こんにちは 頭皮と髪の毛に負担の少ないカラー提案を行う美容師 渡邉 佑典です。

 

本日はカラーリングに関してご相談をいただきました。

 

 

細く乾燥しやすく、色が抜けやすい髪質なので艶と色持ちが続くカラーとケアを探してます(>_<)最近はベリー系、コーラル系で染めていて、顔色がよく見える色がいいです。パーマもしつつ伸ばしてるので痛みも気になります。

 

色持ちに関して悩まれているお客様も多くいらっしゃいますよね。

 

美容師
美容師
お客様の髪質や状況によって異なりますが、染める薬剤やケア方法を変えることで改善することも可能です^^

本日のお客様

 

さて、早速ご来店をいただきました。

 

僕と同い年のかっこいい系女子のお客様です。

 

 

 

 

お客様から伺った施術履歴は

 

・毛先部分に数回のパーマ履歴があり

 

・前回は1ヶ月前にピンク系のカラーをした

 

・イルミナカラーやアドミオカラーなどを使用していた

 

と言うことでした。

 

美容師
美容師
1ヶ月前に暖色系のカラーを入れていると言うことを踏まえると、やはり色落ちが早いように感じます。

 

髪質データ

 

・細毛

・軟毛

・乾燥毛

 

根元〜10センチほどは艶が見られてキューティクルもしっかりとしている印象ですが、毛先部分はダメージの影響もありキューティクルの枚数も少なくなっています。

 

なぜ色持ちが悪いのか3つの原因を解説

 

ではなぜカラーの色落ちが早く、暖色系のカラーで染めても黄色っぽく退色してしまうのでしょうか。

 

それには3つの原因があると考えられます。

 

 

髪の太さ

 

実は髪の太さによっても色持ちは変わります。

 

髪の太さが太い方はカラーの色素を多く取り込めるためその分、色持ちは良くなります。

その反面、細毛の方はカラーの色素を取り込む容量が少ないため、色が抜けやすく感じます。

 

 

細毛で抜けやすい方は、なるべく色素を濃いめに設定し、ブラウン系の色をミックスして染めることで色持ちを安定させることができます。

 

キューティクル

 

キューティクルとは髪の表面にあるもので、外側の刺激から髪を守ってくれたり、髪の中にある色素や栄養が抜け出さないように閉じ込めてくれる効果があります。

 

パーマやカラー、紫外線などで髪のダメージが進行するとキューティクルが減少し、ダメージを受けやすく色持ちも悪くなってしまいます。

 

 

実際に青い線から上は艶もありキューティクルがしっかり残っている部分になりますが、この部分は前回の色素が残っています。

逆に毛先の部分はキューティクルが少なくなってしまっている為に退色が進行してしまっています。

 

 

対処法としては

 

・頭を洗うお湯の温度は38度〜40度

・マイルドな洗い上がりのシャンプーを利用する

・髪を適度に乾かす

・ドライヤー前やお出かけの際はアウトバストリートメントなどで保湿

 

などが挙げられます。

 

用途に適したカラー剤を使う

 

以前まで利用していたイルミナカラーやアドミオカラーなどは綺麗な色を出すことが得意なカラー剤です。

この綺麗な色を出す為には髪の脱色作用も伴います。

 

つまり、髪の色素を抜いてしまう為に繰り返せば繰り返すほどに明るくなりやすいということが言えます。

 

今回のように色持ちを優先したい方には脱色作用がなく色味だけを補えるようなハーブカラーなどをご提案しております。

 

美容師
美容師
どんな仕上がりを求められていて、どのような髪質なのかによってカラー剤を洗濯していくと言うことも大切だったりするわけですね。

 

アプローチ方法

 

お客様からのご要望で頭皮には薬剤をつけないでほしいと言うことでしたので、“ゼロテク”を用いて頭皮には一切つかないように塗布をしていきます。

 

実は今回の来店動機は南浦和でゼロテク(頭皮につかないようにカラー剤を塗る技法)ができるお店を探していて、僕のブログに行き着いたそうです。

詳細記事:【ヘアカラー】髪だけじゃない!白髪染めを毎月行うと頭皮も痛む

 

地元のお店ではゼロテクでカラーを行なっていたものの、上京してきて頭皮からべったりと塗られ驚いたそうです。

 

頭皮へのダメージやアレルギーのリスクがあることを理解した上で、ゼロテクでのカラーの重要性を感じ、ネットで探してまでお店に来てくれたそうです。

 

美容師
美容師
ありがとうございます!!

 

早速、ゼロテクでカラー剤を塗布していきます^^

 

 

 

根元の黒い部分に関しては明るくする必要があるので、通常のカラー剤

 

中間部分はほんのりピンク味を補いたいので、薄めのピンクに設定したハーブカラー

 

毛先部分はベースを補うためのブラウンをベースに色味を感じられるように濃いめのピンクに設定したハーブカラー

 

と部分に応じて薬剤の設定を調節していきます。

 

髪の状態を把握しながら細かく場所に合わせて塗布をしていきます。

何事もそうですが、丁寧に行うことが仕上がりに大きく影響していきます。

 

仕上がり

 

根元と毛先で色の差が激しかった髪色が統一されました。

 

 

 

 

根元は一切地肌につかないように染めていきましたが、しっかりと染まってくれています。

 

 

毛先部分は何度もカラーを繰り返している状態で、髪のベーストーンガ抜けてしまっている状態なのでしばらくすると黄色っぽさが出てくることが予想されますが、何度か繰り返していくうちに定着がよくなっていきます。

 

3回ほど染めさせてもらえれば、確実に結果は出せると思います。

 

それまでは自宅でのケアも続けながら、色持ちが良くなるように頑張っていきましょう^^

 

本日のメニュー

 

ハーブカラー

 

 

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