市販と美容院のトリートメントカラー(塩基性)の違いを現役美容師が解説


こんにちは ジアミンアレルギーのでも染めることのできるノンジアミンカラーに詳しい美容師 渡邉 佑典です。

 

僕、実は雨男なんです。。。

お店は定休日を設けていないため、毎週金曜日がお休みなんですが。

なんか金曜日の雨率が半端ないっす(>_<)

 

今週も来週も雨〜、、、。

金曜日に予定がある皆さん!申し訳ないです(笑)

 

さて、気を取り直して本日はお客様からよく質問をいただく

 

お客さま

市販と美容室のトリートメントカラーって何が違うの??


 

と言う質問にお答えしていきます。

 

トリートメントカラーカラーの需要が増えた理由

 

最近は一昔前とは違い、ヘアカラーの要求が変わってきています。

デザインへのこだわりが強まっていることや、施術の間隔が狭くなりカラー頻度が高くなってきています。

 

それに伴ってお客様たちの要望は“痛まない”や“頭皮に優しい”と言う方向に変わってきています

 

そこで注目され始めてきているのが今回のブログタイトルにもあるように【トリートメントカラー】になります。

 


 

トリートメントカラーとは?

 

その名の通り、トリートメント剤とカラー剤を混ぜ合わせたものです。

 

カラー剤の成分にもいくつか種類があり、一般的なカラー剤には酸化染料という染料が使用されております。

 

それに対して、多くのトリートメントカラー(一部例外を除く)には塩基性染料や直接染料というものが使用されています。

 

酸化染料の染まる仕組み

 

市販品の中でも1剤と2剤に分かれているものは酸化染料になります。

 

1剤と2剤はそれぞれ小さい成分で別々に髪の中に入り込みます。

そして、髪の中で1剤と2剤がくっつき1つの大きい成分へと変化していきます。

 


 

入るときは小さかった染料も髪の中で大きくなり、外に出られなくなる仕組みです。

 

塩基性染料、直接染料の染まる仕組み

 

まず、塩基性染料と直接染料は全くの別物です。

順番に解説していきます。

 

塩基性染料は髪に吸着することで髪を染めます。

直接染料は染料自体が細かく髪の内部に直接侵入できます。

 


 

HC染料は日々のシャンプーなどで剥がれていきますし、直接染料も酸化染料とは違い内部で大きくはならないため抜けやすい染料です。

 

まとめるとこのようになります。

 

ダメージ : 酸化染料 〉 塩基性染料+直接染料

 

色もち  : 酸化染料 〈   塩基性染料+直接染料

 

トリートメントカラーの色持ちが悪いと言われる点は染料の違いにあるわけですね。

 



 

美容室でもトリートメントカラーがあるって知ってますか??

 

トリートメントカラーは市販品として有名ですが、実は美容室でも扱いがあるって知っていましたか??

酸化染料に比べてダメージが少ないため、カラー頻度が高い方やジアミンアレルギーが原因でしみたりかぶれたりする方を対象に使用されています。

 

カラー頻度が高い方への提案

 

先ほど記載したように色持ちは酸化染料に劣るものの髪と頭皮へのダメージがはるかに少ないという点は大きなメリットになります。

月に1回以上染める方はトリートメントカラーを利用しする方も増えてきています。

 

実際に使用している例としては通常のカラーとトリートメントカラーを交互に行う方

 


 

通常のカラー剤とトリートメントカラーを混ぜて使用するケースなど様々あります。

 


 

ジアミンアレルギーの方への提案

 

酸化染料に含まれるジアミンが原因でヘアカラーが使用できなくなってしまうジアミンアレルギーというものが近年では増加し問題視されています。

一度発症してしまうと2度とジアミンを含むカラー剤が使用できなくなってしまいますが、塩基性染料はジアミンを含まない染料のため、アレルギーのある方でもご使用いただけます。

 

ジアミンアレルギーの方だけでなくジアミンアレルギーを予防したい方やピリピリ刺激を感じやすい方にもオススメすることができます。

 

市販品と美容室のトリートメントカラーの違い

 

・染料濃度の濃さ

 

市販品 〈 美容室

 

・pH

 

市販品:酸性〜中性 / 美容室:アルカリ性

 

・補修力

 

市販品 〈 美容室

 

・その他

 

詳しく見ていきましょう。

 

・染料濃度の濃さ

 

トリートメントカラーに含まれる塩基性染料と直接染料の濃度が美容室で扱っているものの方が高いです。

その分、色持ちが良く特に白髪染めの場合であればカバー力にも差が出ます。

 

・pH

 

pHとは酸性〜アルカリ性までの性質を表す指標になります。

 


 

塩基性染料はアルカリ性でよく染まります

 

そのため、美容室で使用をする際は塩基性染料をアルカリに傾けてから染めていくため染まりが良くなります。

 

市販品は酸性のものが多く、一部の商品は中性のものもありますがそれでもアルカリ性に比べると染まりは劣ってしまいます。

 

毛先に利用する際は酸性のものでも効果はありますが、根元部分を染めたいときや白髪染めとして利用されるケースであればアルカリ性のものがオススメです。

 

・補修力

 

市販品に使用されているものの多くは表面のコーティング効果の高いもので、ツヤ感や手触り感などを強調するものが多いですが美容室で使用しているものは+α内部補修成分も配合されています。

 

・その他

 

市販品のを使用する中で怖い点が、金属製の染料を配合しているトリートメントカラーがあることです。

 

以前、ブログでも記事にしましたがこのケースは金属製の染料を配合しているトリートメントカラーを使用したことが原因です。

 

【ノンジアミンカラー実例】市販のトリートメントカラーで髪が真っ黒になった!?



 

このときは、お店で染めた時もトリートメントカラーを使用したため明るくできなかったという点以外は問題はありませんでしたが、怖いのはこの状態の髪に通常のカラー剤を使用した際です。

 

何も気にせずにいつも通り染めてしまうと、髪が緑色になります!汗

通常のカラー剤に含まれる成分と金属製の染料が反応することで緑色に発色してしまいます。

 

多くの美容師の間でも一時期話題になりました。

直せないわけではありませんが、もしそうなってしまったら驚きますよね。。。

 

まとめ

 

今回はトリートメントカラーの市販品と美容室のもの特徴を比較してお伝えしていきました。

 


 

美容室のものは染まりが良く、カラー頻度が高い方のダメージ対策やジアミンアレルギーなどで肌の刺激を受けやすい方にはお勧めできます。

市販品に関しても、白髪染めなどを利用される方で次に美容室に行くまでの繋ぎとして使用していきたい、、、。という方や急な用事でちょっと目立ってきた白髪をカバーしたいという方には嬉しいアイテムですよね。

 

ただし、商品によっては次回のカラー時に染まりを悪くしてしまったり、変色を起こしてしまう染料を含むものも存在するので気を付けましょう。

自宅でトリートメントカラーをして極端に髪色が暗くなってしまったり、染めている最中に鉄臭い匂いがした場合は美容師さんに一言伝えておくと失敗を防ぐことができるかもしれません。

 

僕自身も次世代のカラー剤として注目しているものなのでオススメですよ^^

 

お店で染めている実例も紹介しておきますので、ご参考にして見てください。

 

【トリートメントカラーを使用した施術実例】

 

・【ノンジアミンカラー実例】白髪を染めながら髪に艶と潤いを与えるヘアカラー

 

・夏明けのメンテナンスは大丈夫?ノンジアミンカラーで髪をツヤツヤに染める

 

・【ノンジアミンカラー】ジアミンアレルギーが怖くて1年間美容室に行けなかったお客様

 

・夏のヘアダメージをノンジアミンカラー補修しながら秋色にイメージチェンジ!

 

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