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【悲報】白髪染めをすると白髪が増えるという真実をご存知ですか??

こんにちは 美容師ブログライターの渡邉 佑典です。

 

本日は白髪染めに関する衝撃の事実をお伝えします。

白髪に悩む方はもちろん、ヘアカラーなどで染めると思いますが そのヘアカラーを繰り返す度に白髪は増えて行きます。

白髪染めをすると白髪が増えるという真実

 

以前こちらの記事で、白髪の原因は酸化ですと書きました。

【なぜ、白髪が生えてくるのか?】 6つの原因を解説します

 

ヘアカラー剤はアルカリ剤+過酸化水素水で化学反応を起こして染めて行きますが、この“過酸化水素水”は活性酸素を発生させます。

つまりカラー剤を塗布する度に頭皮は酸化されることになり長期間でみていけば確実に白髪の量は増えていきます。

 

そもそも髪が生える原理とは?

 

毛穴の奥深くには少し膨らんだ毛包というものがあります。

 

 

この毛包の中ほどにあるバジル領域(図で言う赤い部分)に毛包幹細胞(髪の毛を作るもと)と色素幹細胞(髪の色を作るもと)がありこれを元に髪の毛と髪の毛の色は作られて行きます。

 

 

この現象が起こるのはヘアサイクルが休止期にきた時で、生えていた髪が抜け 新たに髪の毛を作り出そうと毛乳頭が毛包幹細胞と色素幹細胞を取り込み、毛根が深部まで伸びて新たな髪が作られて行きます。

 

白髪染めによる白髪発生の原理

 

ヘアカラーによりバジル領域がヒドロキシラジカル(活性酸素)の影響によりダメージを受けると毛包幹細胞や色素幹細胞の活性が不十分になり、髪が正常に育たなかったり白髪になって行きます。

 

 

つまりカラー剤に含まれる成分が活性酸素を発生させ、活性酸素の酸化作用により健康な細胞を傷つけていると言うことです。

よく、加齢毛などと呼ばれ年齢のせいで髪が弱ってきた、白髪が増えたと言う方も多いですがその方々の多くはこういった現象が起こっていると考えられます。

 

つまり、早めの段階から白髪染めを高頻度でされている方ほどそのリスクは高まると言うことになります。

 

 

過酸化水素水とヒドロキシラジカルの関係性

 

活性酸素は4種類存在します。

 

その中で最も強い酸化力を持つのが“ヒドロキシラジカル”です。

DNAなどをひどく傷つけガンを湯初する物質とも言われております。

 

カラー剤にも使用され酸化力も高くないのが“過酸化水素水”です。

過酸化水素水はもともと体の中でも発生していて、体内の異物をやっつけるための活躍をしています。

 

これだけを見るとカラー剤に含まれる過酸化水素水はさほど危険はないように思います。

 

が、この過酸化水素水はある一定量より増えすぎることで過剰に働き、DNAを傷つけてしまいます。

また、体内のミネラル(金属イオン)と反応を起こすことで、最も危険な“ヒドロキシラジカル”を発生させます。

 

カラーリング後に取りきれなかった過酸化水素水は体に蓄積し、体に害を与えてしまうと言うことですね。

 

白髪染めで白髪を増やさないためにはアフターケアが大切

 

ここまでを見ているとカラーはしないほうがいいと言っているように思いますが、そんなことはありません。

生えてきている白髪を放っておくわけにもいかないですからね。

 

では、どのようにすればいいのか??

 

大切なのは、過酸化水素水を頭皮に残さないことです。

カラー後のアフターケアでカラー剤に含まれていた過酸化水素水を取り除くケアをしていれば活性酸素の発生を防ぐことができ、頭皮や頭皮細胞に負担を残しません。

 

また、ヒドロキシラジカルを除去できるゆういつの成分は“水素”です。

ヒドロキシラジカルの元素記号はOH- 、 水素の元素記号はHのため合わさるとH2O=水になります。

つまり水素はヒドロキシラジカルを無害化できます。

 

ここまでを基本的なカラー後のアフターケアとして取り組んでいれば、白髪染めによる白髪増加問題のリスクは低くなります。

 

白髪染めをすると白髪が増えるについてのまとめ

 

前回も述べましたが、カラー専門店や自宅でのカラーではまず行うことは不可能です。

通常の美容室でもここまでのケアを行なっているサロンは全体の10%以下ではないかと予想します。

値段だけで選び本質を見落としてしまうと数年後、数十年後に後悔をします。

 

その時になって後悔しても後の祭りです。

一度、ダメージを受けた細胞や頭皮は元どおりには回復しません。

 

今のうちから、しっかりとした意識のもとでカラーリングを行なっていくことをお勧めします。

 

変化を与えることに遅すぎると言うことはありません。

気づいた今からケアを始めることが大切ですよ^^

 

今回のブログは専門用語が多く難しい構成になってしまいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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