カラー解説

【ヘアカラー】白髪染めをする前に顔まわりにクリームを塗る理由

こんにちは  美容師ブログライターの渡邉 佑典です。

 

本日はお客様から頂いた質問にお答えしていきます。

 

初めて白髪染めされたお客様からの質問です。

 

お客様
お客様
今まで、白髪染めの時に塗るクリームって何ですか?おしゃれ染めの時はなってなかったような・・・。

 

クリームと言うのは、これですね。

 

 

美容師
美容師
これはプロテクトクリームと言います。カラー剤が肌についた時に染まらないように保護をしてくれる役割があります。

 

これを塗らずにカラーリングをしてしまうと肌も染まってしまい、大変なことになってしまいます。

 

では、もう一つの疑問。

なぜ、白髪染めの時にだけ使用しているのかについてお答えしていきます。

おしゃれ染めと白髪染めの染料濃度の違い

 

おしゃれ染めと白髪染めを比較した時に一番の違いは、染料濃度。

つまり、色の濃さです。

 

白髪染めの方が、白い毛を染めるために圧倒的に濃く作られています。

 

その為、オシャレ染めが肌についても 染まることはありませんが、白髪染めがついた場合は肌が染まってしまうという現象が起こります。

 

おしゃれ染めと白髪染めの塗り方の違い

 

もう一つの大きな理由は、塗り方の違いによるものです。

 

おしゃれ染めは根元(地肌)につかないようになっていきます。

 

 

それに対し白髪染めは根元からしっかりと塗ります。

※状況によっては地肌につけずに行うケースもあります。

 

 

おしゃれ染めのように頭皮につかないようになってしまうと、根元の白髪が染まり切らずに残ってしまうために根元から塗布します。

 

白髪は特にフェイスラインに生えていることが多く、そこに対してしっかり染めるために多少は肌についてしまいます。

 

 

その際に肌を守ってくれるのがプロテクトクリームになります。

 

おしゃれ様の場合はフェイスラインを塗る際も肌につかないように塗る上に、仮についてしまった場合も肌が染まることはないので心配は不要です。

 

 

何故、プロテクトクリームを付けておくと肌がそまらないのか?

 

カラー剤は油分で出来ています。

それに対してプロテクトクリームも油分で出来ています。

 

 

油と油は反発し合う為に、プロテクトクリームが付いている上にカラー剤がついても染まることはありません。

 

大量のプロテクトクリームが髪の毛に着いてしまうとその部分の染まりが甘くなる事もあるので、付けすぎなどには注意が必要です。

 

また、プロテクトクリームが無い際はハンドクリームで代用する事も出来ます。

 

 

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