こんにちは、ジアミンアレルギーでお悩みの方の駆け込み寺 南浦和で活動中の美容師 渡邉 佑典です
このブログでもジアミンアレルギーの実例は数多く紹介しております。
お悩みのをお持ちの方の数多くは白髪染め世代の方ですが、中にはおしゃれ染め世代の方からのご相談もいただきます。
一般的にジアミンに対する許容量も人それぞれで、許容量が多い方は発症が遅く 少ない方は発症が若いということも言えます。
そのお話に関しては別記事で詳しく解説しておりますので、こちらをご参照ください。
関連記事【ヘアカラー】ジアミンアレルギーを発症する原因とその対策を徹底解説
本日は白髪などはなく、ジアミンアレルギーがあっても明るくしたりデザインを楽しみたい!そんな方の実例をご紹介いたします。
目次
ジアミンアレルギーでお悩みの本日のお客様
今回、3回目のご来店のお客様です。
カラーリング歴はわずか3、4年です。
この短期間カラーを行なったのちにジアミンアレルギーを発症されました。
初めはカラー剤を変えたり、根元からつけないように塗布をしたりと工夫をされていたそうですが、症状は回復することはなく、、、。
ネットでノンジアミンカラーの存在を知り、ご相談をいただきました。
ジアミンアレルギーを発症された後は回復することは絶対にありえません。
・前回と違う薬剤を使えば問題ない
・根元からつけなければいい
などと誤った認識のお客様も多いですが、ジアミンアレルギーを発症後はジアミンを含む薬剤はたとえ頭皮につけなくても使用することはできません。
過去にブリーチ履歴もあり根元は黒く伸びてきている状態です。
ノンジアミンカラーでの染め上がりの希望
グレージュカラーとはどんな色??
[su_quote cite=”ホットペッパービューティーより引用” url=”https://beauty.hotpepper.jp/doc/bn/glossary/ka/16.html”]
グレージュとは、グレーとベージュを合わせた言葉でグレイッシュベージュの短縮形となります。
グレージュはファッションだけでなく、インテリア業界でも人気の出始めている色です。
グレージュのヘアカラーは暗めの色なので、仕事の面接やお葬式、法事などのフォーマルな場にもふさわしく、それと同時に自分らしいおしゃれも楽しみたいという人に人気があります。
色の印象は外国人風の自然なくすみを表現しながらも、アッシュ感が出すぎず、ベージュのあたたかみも出る色合いです。
ここ数年、美容業界ではかなりホットなワードで若い方のカラーリングオーダー率ナンバーワンと言っても過言ではありません。
最近では、幅広く赤みの少ない外国人のような色味の総称としても使われております。
僕のお客様の中でもオーダー数は多く
このように、日本人特有の赤みの色素を取り除き、透け感や柔らかさのある色もグレージュと呼ばれております。
流行りの外国人風カラーはブリーチが必要!?
日本人の髪色は赤みの色素が強く、黒く見えることが特徴的ですが、この外国人風カラーを表現する際は赤みの色素(黒色)を少なくする必要があります。
ブリーチを利用することで、より透明感やクリア感を得ることができ外国人風カラーの仕上がりに近づけることができます。
ジアミンアレルギーの方にブリーチは可能?
さて、話を戻しますが今回のようにジアミンアレルギーのお客様はブリーチ剤を使用することはできるのでしょうか??
そもそも、ジアミンとは色素の種類のことを指します。
ブリーチ剤には髪を明るくする作用はありますが、色を染める作用はありません。
その為、一切ジアミンは使用されていないカラー剤と言えます。
つまり、ジアミンアレルギーを発症されている方でもブリーチ剤は問題なく使用することができます。
今回のお客様もジアミンアレルギーを発症後にブリーチを使用して明るく脱色をしましたが、何も問題はありませんでした。
ジアミンアレルギーの方をグレージュに染め上げるアプローチ方法
前々回に全体のブリーチをしていて、赤みが抜けた明るさのベースはすでに完成しております。
今回はこの毛先の明るさを利用し、あえて根元は暗めに染めてグラデーションを意識してカラーをデザインしていきます。
根元は黒い部分を明るくしながらグレージュに染めてくれる薬剤、毛先は濃厚なグレージュを全体に塗っていきます。
もちろん、どちらもジアミンを含まないノンジアミンカラーです。
塗布修了時です。
ノンジアミングレージュカラーの仕上がり
さて、仕上がりです。
根元から毛先にかけて綺麗なグラデーションベースのグレージュカラーの完成です。
お客様、ご本人にも大満足いただけたようです。
ブリーチ後のカラーをノンジアミンカラーで行うメリットとデメリット
ブリーチ後のカラーをノンジアミンカラーで行うメリットとデメリットがそれぞれあります。
・メリット
髪にかかる負担が最小限に抑えられる
ブリーチ後の髪の毛は非常にデリケートな状態です。
そこに通常のカラー剤で染めると髪の毛は痛みやすくなりますが、ノンジアミンカラーで染めれば繰り返し染めてもダメージを最小限に抑えることができます。
艶が出る
ノンジアミンカラー特有の効果で髪にツヤを与えることも可能です。
ブリーチ後のパサつきがちなも綺麗に見せてくれます。
・デメリット
褪色が早い
通常のカラーに比べ、褪色が早いというデメリットもあります。
カラーシャンプーなどを併用して使用することで褪色を遅らせ、色持ちを安定させることもできます。
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